疫病流行後、二度目の春節、彼女と僕はそれぞれ実家に帰省する予定だった(どちらの実家に帰るかという様々な揉め事は省略するが)、各自母親に会いに行くつもりだった。僕は自分の腰のために一等席のチケットまで予約済みで、彼女も当日の相乗りタクシーを予約し、1月27日の出発を待つばかりだった。しかし、出発前日になって杭州で新たな感染者が出たため、この突然の事態が僕たちの計画を狂わせた。帰省の旅は不確実性に満ちていた。もし道中や目的地でUターンを促されたり、さらに恐ろしい強制隔離を求められたりしたら、とても耐えられないだろうからだ。
そこで父に実家の方針を尋ねたところ、特に問題はなさそうで、帰省は可能だとのことだった。ただ、彼女はとても心配していて、聞いた情報が不確実で、実家で隔離されるのを恐れていた。状況がはっきりし、方針が明確になってから帰省するかどうかを決めたいと考えていた。そこで僕は、じゃあ一、二日杭州で君と一緒に待とう、もしだめなら大晦日に帰省してもいいだろう、と考えた。彼女が実家に帰れない場合、僕と一緒に帰省することも考慮し、そのために大金をはたいて特等席を予約した(もうチケットがなく、この席しか補欠予約できなかったのだ)。
翌朝早く、彼女が起きて確認すると、いきなり健康コードがイエローになっていた。彼女はどこにも行けなくなり、僕も杭州に留まって彼女に付き添うしかなかった。こうして、なんだかんだで杭州で初めての春節を過ごすことになった。まあ、どこにも行かない方がリスクも少ないし、それもいいだろう。
ちょうどこの機会に、去年のまとめをしようと思う。
仕事
年初、組織再編により、フロントエンドチーム全体が解体され、各事業グループに再編成されたため、非常に大きな変化があった。同時に、いくつかの他の理由も相まって、グループ全体のベテラン社員の半分以上が退職した。僕の入社はそれほど長くはないが、この3年間でこれほど大きな変動はなかった。上司も僕の考えにかなり注目してくれていて、僕は常に機会を探していることを正直に伝えていた。もちろん、これは最近の出来事とは関係なく、プロのビジネスパーソンとして当然のことであり、常に市場の動向に関心を持つ必要があるからだ。
もちろん最終的には残留することを選んだのだが、理由はたくさんある。簡単に言えば、ただ怠惰だったというのと、外部に非常に適切な機会がなかったからだ。残留も決して間違った決断ではなかった。一つには、組織再編が僕たちのチームに与える影響はそれほど大きくなかったこと。二つには、優秀な人材が減ったことが必ずしも悪いこととは言えないからだ。結局のところ、残った優秀な人材として、僕の成長機会は少しだけ大きくなった。ただ、僕は比較的「仏」のような性格なので、あまりこのことを気にしていなかった。そのため、チーム内での職責や位置付けに全体として大きな変化はなかった。さらに、フロントエンドとバックエンドチームの統合により、僕たちの店舗チームにとっては協力がより容易になった。3年間提案し続けてきたスマート店舗も、最終的に方向性で合意に至り、今年中に実装する予定だ。
プロジェクト全体の推進は非常に順調で、年中にはすべてが計画通りに進んだ。上司との中間面談で、彼は僕に「君のレベルでスマート店舗だけをやっているのはだめだ。もっと挑戦的で、将来性のあるものに取り組むべきだ」と言い、エッジAIに取り組む方向性を示してくれた。
その時の僕の考えは、僕はクライアントサイド開発者でもなければ、アルゴリズム開発者でもない。このエッジAIには全く関わりがない、というものだった。僕は「謙遜しているわけではなく、上司、あなたはもっと適任者を探すべきです」と言った。当時上司は同意してくれたものの、その後も非常に粘り強かった。そこで僕のようなフロントエンド開発者(もちろん、このように自分を限定するのは良くないのだが)が、またエッジAIの探索タスクを任されることになった。探索なのだから、実装しなくてもいいだろう、と当時は考えていた。その後、社内外のネットワークでエッジAIに関する多くの記事を読んで調査したところ、エッジAIの理解をクライアントデバイス内でユーザーデータに基づいてアルゴリズム予測を行うという道筋に限定してしまうと、僕は本当に何もできないということが分かった。その後、僕は考え方を変え、事態は少し好転したように見えた。エッジAIの探索なのだから、「エッジ」はデバイス内でもデバイス外でもいいし、「AI」はアルゴリズムに基づく動的な意思決定でも、固定された決定木に基づく意思決定の選択でもいいじゃないか。
そこで僕は、エッジAIというテーマを、フロントエンドブラウザのシナリオにおける固定戦略の選択に絞り込んだ。これもエッジAIと言えるだろう。しかも実現可能性は高い。まずユーザーの行動データを標準化して記録し、それを報告するか、直接ローカルで保存・計算する。そして、バックエンドで戦略のオーケストレーションと配信ができるような一連の規範を定義する。簡単な例を挙げると、プロダクトは「ある人が特定のボタンを2回クリックし、同時に数画面スクロールした後、推奨商品を変更するなどの何らかのActionをトリガーする」といったルールを定義できる。n個の戦略を同時に配信でき、具体的にどれがヒットしたかをトリガーし、その効果データをサーバーサイドにフィードバックする。このようにすれば、すべての判断ロジックはブラウザ側で行われるため、エッジAIでなくとも、エッジコンピューティングと言えるだろう。さらに、将来的には標準化されたユーザー行動と、より多くのプロダクト戦略の効果フィードバックが得られれば、次のステップとしてアルゴリズム予測に基づく戦略配信を行うか、あるいはアルゴリズムモデルを直接ブラウザ側で実行できるようになり、それが真のエッジAIとなるだろう。
リアルタイム戦略を思いついたことに喜び、上司と話したばかりの時、上司が求めていたのは探索では全くなかったことに気づいた。彼はすでに、一般的なエッジAIの理解に基づいて、実際の導入シナリオを考えていたのだ。こうなると、僕のこの項目に関する年末評価は台無しになるだろう。
僕がどうすればいいか分からず悩んでいたちょうどその時、事態は好転した。さらに大きな変化が起こった。僕たちは再び組織再編を行うことになり、その間にも何度も調整があった。ある時は、新しく編成されたチームのトップと話し合いを終えた後、また調整が入ったほどだ。最終的には、3年間担当してきた店舗業務から離れ、これまで全く経験したことのないトラフィック業務を担当することになった。良い点は、エッジAIに「さようなら」できることだ、ハハ。
その後、僕はトラフィック領域全体の業務を担当することになり、正社員1名と外部委託のメンバー2名と一緒に取り組むことになった。つまり、以前よりも仕事の責任が少し大きくなったということだ。
生活
流水帳
今年はかなり散財したと言えるだろう。借りている部屋が以前より少し広くなり、約65㎡になった。やっと大きなテーブルを置くスペースができて、本当に嬉しい。そこで、1800*60
の昇降式デスクを注文し、新しく買った2台のモニターを置いた。本当に嬉しい!これでまた楽しく勉強できる(もちろん、ゲームとしてだが)。
リビングの大家さんの古いテレビも買い替え、4k120hz
のOLED
大型テレビを設置した。彼女がドラマを見るためだと言っていたが。しかし、彼女がXbox Series X
を買ってくれたので、僕はしょっちゅうこれでゲームをしている。率直に言って、大画面テレビでゲームをするのは本当に最高だ。
新しく追加したハードウェア:
LG 32UN880
LG GN950
LG OLED 65C1PCB
Xbox Series X
Xbox Wireless Headset
Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ 2 - 『Halo Infinite』リミテッドエディション
Haworth HAT 電動昇降デスク
おそらくこの理由もあって、今年は本当にたくさんのゲームをクリアした。しかも、『Halo 5』のマルチプレイヤーモードや『レインボーシックス エクストラクション』もかなりの時間をプレイした。嬉しい!こう見ると、僕が毎日「時間が減った」と不平を言っているのは、あまり説得力がないようだ、ハハ。
クリアしたゲーム:
『Hellblade: Senua's Sacrifice』(ヘルブレイド:セヌアの生贄)
『Hades』
『Warhammer 40,000: Battlesector』
『仁王 2』
『Gears 5』
『Metro Exodus』(メトロ エクソダス)
『Halo 5』
『サイバーパンク2077』
『Warhammer 40,000: Mechanicus』
『Halo Infinite』
『バイオハザード ヴィレッジ』
『Age of Empires IV』(モスクワを除く全陣営のキャンペーンをクリア)
今年は異例にも2本のドラマを観た。『喬家の儿女』、『紅楼夢』だ。仕事を始めてから、国産ドラマはほとんど観ていなかったが、なかなか良いものだと感じた。
観たドラマ:
『喬家の儿女』
『紅楼夢』
『DARK』
『今、私たちの学校は…』
『悪魔城ドラキュラ』
『ウィッチャー』
本については、先のゲームに比べるとはるかに少なかった。
読んだ本:
『1984年』
『羅生門』
『三体』
『ファウンデーション』(1-2巻)
投資
今年の投資成績は散々だったと言える。去年稼いだお金はほとんど失ってしまった、ハハ。来年こそは頑張るとしか言えないな。
2021年の振り返り
去年の目標:
- アーチェリー、少なくとも3000元を投資
- 少なくとも一度は女の子と遊びに行く、5000元以上を投資
- 去年の目標を継続:自分に合った財務計画をまとめる
達成率は20%といったところだろうか。二つ目の目標は疫病流行で棚上げになり、三つ目の目標はあまりにも怠惰で、6年間続けてきた月次資金レビューも今年は全く行わなかった。
最近数年の目標達成率が30%以下とあまりにもひどいので、今年は年間目標を設定しないことにする。そうすれば、来年のレビュー時には目標達成率が100%になるだろう、ハハ。もうすでに喜びを感じているよ。
まとめ
実は書ききれていない気もするが、簡単に振り返ってみると、去年はやはり楽しかったと感じる。様々なプレッシャーは増え続けているものの、自分自身には比較的優しくできた。物質的な生活では決して自分を粗末にせず、仕事では着実に前進し、またしても成功の一年だった。
この記事は 2021年12月31日 に公開され、2021年12月31日 に最終更新されました。1374 日が経過しており、内容が古くなっている可能性があります。